【4月17日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表で世界最高年俸のカルロス・テベス(Carlos Tevez)が、けがで試合を欠場した当日に「上海ディズニーランド(Shanghai Disneyland)」にいたことが明らかになり、所属する上海申花(Shanghai Shenhua)のサポーターから批判を浴びている。

 今年1月に年俸3800万ユーロ(約44億円)で中国スーパーリーグ(1部)の上海申花に加入したテベスは15日、チームがリーグ戦で長春亜泰(Changchun Yatai)と対戦している間、上海ディズニーランドにいる姿を撮られた。

 テベスの行動に機嫌を悪くしたユーザーは、中国のサッカーサイトに「私たちは彼の上海観光のために数千万ユーロを支払った」と投稿すると、別のユーザーは「上海申花は彼にディズニーランドの費用を支払ったのか」とコメントした。

 テベスは最後に出場した試合で筋肉を負傷しており、上海申花の広報担当者は、同選手がディズニーランドに行ったのは「プライベートの範囲内」として、処分を科す理由はないとの見解を示している。

 上海申花に加入して以降、出場4試合でわずか1得点のテベスが欠場しながらも、チームは同日の試合を3-2で制した。しかし、リーグ戦では現在11位に低迷している。

 中国サッカー界では同日、ブラジル代表のパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')が、日本のセクシー女優と一緒にギャンブル企業のプロモーションを行ったとして、所属先の広州恒大(Guangzhou Evergrande)から厳重注意を受けている。中国本土では、賭博行為やポルノ映像の販売は違法とされている。 (c)AFP