【4月14日 AFP】米軍主導の有志連合は13日、シリア北部でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と戦う友軍のクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」に誤って空爆を加え、同部隊の戦闘員18人が死亡したと明らかにした。

 米軍が支援するSDFへの誤爆は11日、タブカ(Tabqa)南部で起きた。タブカは、ユーフラテス川(Euphrates River)沿いのダムや軍用空港に隣接する戦略的に重要な町で、ISの主要拠点ラッカ(Raqa)にも近い。

 米軍主導の有志連合は声明で、「空爆は連合軍からの要請によるもので、標的の場所はISIS(ISの別称)の拠点と特定されていた」と説明。その上で、その場所は「実際にはSDFの前線拠点だった」と述べた。

 SDFは先月以後、有志連合による空爆などの支援を受け、タブカ奪還を目指している。(c)AFP