【4月13日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は13日、参院外交防衛委員会で、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり高まっている緊張に関する答弁を行った際、北朝鮮には猛毒の神経ガスのサリンを弾頭に付けて発射する能力を保有している可能性があるとの見方を示した。

 日本では1995年、オウム真理教(Aum Supreme Truth)が東京都内の地下鉄でサリンを散布し、13人が死亡、6000人以上が体調不良を訴えた事件をはじめ、サリンが攻撃に使用され犠牲者が出ている。

 安倍首相は「サリンを弾頭に付けて着弾させる能力を、既に北朝鮮は保有している可能性がある」と述べた。この発言を報じたNHKや主要紙は、首相はその詳細や情報源は明かさなかったとしている。(c)AFP