【4月8日 AFP】フィリピンの首都マニラ(Manila)近郊の沿岸部で8日、30分間にマグニチュード(M)5以上の地震が3回立て続けに発生した。

 現地時間8日午後3時8分(日本時間同日午後4時8分)に起きた最初の地震はM5.7 で、それからわずか1分後にM5.9の地震が発生。米国の地質学者らによると、2つの地震の震源は数キロしか離れていない。さらに20分後にもM5.0の地震が発生した。

 最も大きいM5.9の地震が発生したのはマニラ南方マビニ(Mabini)に近い沿岸部。地元当局によると、3回の地震で家屋の窓ガラスが割れたり、建物の一部が損壊したりするなどの情報はあるが、今のところ死傷者の情報はない。

 マニラの金融街にいたAFPの記者らは、建物から外に飛び出して来る人々を目撃した。また地元テレビ局ABS-CBNは、震源に近いバタンガス(Batangas)港の乗客ターミナルで、パニックになって避難する人々の映像を生中継した。(c)AFP