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「偽ニュース」騒動余波、北欧メディアがエープリルフールを自粛

2017年4月1日 10:52 発信地:ストックホルム/スウェーデン

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「偽ニュース」騒動余波、北欧メディアがエープリルフールを自粛
米ニューヨークで、大統領選当選後初の記者会見を行うドナルド・トランプ氏(2017年1月11日撮影)。(c)AFP/DON EMMERT

【4月1日 AFP】スウェーデンとノルウェーの新聞が3月31日、「偽ニュース」として拡散してしまう恐れを考慮して、伝統になっている紙面でのエープリルフールのジョークを今年は自粛すると発表した。

 スウェーデンの日刊紙スモーランドポステン(Smalandsposten)のマグナス・カールソン(Magnus Karlsson)編集長は同紙のウェブサイトで、ネットで拡散する恐れがある間違った記事を掲載するメディアとして同紙のブランドが知られるようになることは望まないと語り、「本紙は本物のニュースを扱う。4月1日といえども」と述べた。

「偽ニュース」現象は2016年の米大統領選のさなかに発生し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が大統領選当選後初の記者会見でCNNテレビの記者に対し「君たちは偽ニュースだ!」と大声で言い放ったことでさらに勢いづいた。

 スウェーデンの日刊紙ダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)が報じたところによると、米FOXニュース(Fox News)が2月、「安全保障と防衛の専門家」とされる人物にインタビューしたが、この人物はスウェーデンの治安当局とは何の関係もなく、米国で刑事上の有罪判決を受けていたことが後に判明し、スウェーデンも「偽ニュース」の犠牲となる形になった。

 スウェーデンの日刊紙のいくつかは今年、紙面でのエープリルフールのジョークを差し控えている。

 隣国ノルウェーでも、公共放送NRK、日刊紙のアフテンポステン(Aftenposten)、ベルデンスガング(VG)、ダーグブラデット(Dagbladet)などの大手メディアがこの古くからの伝統を廃止。NRKは地方紙もこの動きに続くだろうと伝えている。(c)AFP

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