【3月30日 AFP】サッカー中国代表選手の妻が29日、浮気にうつつを抜かしていたことがW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選での致命的なミスにつながったとして、夫にレッドカードを提示した。

 中国スーパーリーグ(1部)の広州富力(Guangzhou R&F)で左サイドを守る姜至鵬(Zhipeng Jang、ジャン・ジッペン)は、敵地テヘラン(Tehran)で行われた28日のW杯予選で、ヘディングでクリアしたボールを相手に渡してしまい、イランのメフディ・タレミ(Mehdi Taremi)が決めたこの試合唯一の得点につながった。

 イランに0-1で敗れたこの試合を中国各紙は「悪夢」と報じており、敗戦に憤るファンはスケープゴートを探していたところ、ジャンの妻が同選手と離婚したことを明らかにした。

 ジャンの妻はソーシャルメディアに「4年間の結婚生活のうち約3年半にわたり、彼はほかの女性とベッドをともにしていました。そして今、彼は私を早死にさせようとしています」と投稿した。

 妻はまた、夫が浮気相手とみられる女性と身を寄せ合っている写真を公開し、中国サッカー協会(CFA)と広州(Guangzhou)のスポーツ局に対し、ジャンをサッカー界から「追放」するよう求めている。

 この件については、多くのファンからジャンの妻を支持する声が上がっており、支持者の一人は「彼は人として最低だ。代表チームから追放しろ」と要求した。CFAはジャンの妻の主張についてコメントしていない。

 2013年に代表デビューを飾った28歳のジャンは、2014年に広州富力に移籍して以降、リーグを代表する人気を誇っていた。(c)AFP