【3月27日 AFP】自転車ロードレース、カタルーニャ一周(Volta a Catalunya 2017)は26日、最終第7ステージ(バルセロナからバルセロナ、138.7キロ)が行われ、ステージ3勝目を挙げたモビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)が自身2度目の総合優勝を飾った。

 第3、第5ステージに続くステージ制覇を飾ったバルベルデは、1分3秒差でトレック・セガフレード(Trek Segafredo)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador)を総合2位、1分16秒差で同僚のマルク・ソレル(Marc Soler)を同3位に抑え、表彰台はスペイン勢が独占する結果となった。

 21日に行われた第2ステージのチームタイムトライアルでホセ・ホアキン・ロハス(Jose Joaquin Rojas、スペイン)が違反を犯し、モビスター・チームの全選手に1分間のペナルティーが科されたことを考えれば、バルベルデの総合優勝の価値はさらに増すといえる。

 モビスター・チームはタイムトライアルで優勝を果たしていたが、ロハスがチームメートを押していたことで、ペナルティーを受けていた。

 バルベルデは、「チーム内でも不正があるのは知っていた」としたうえで、「素晴らしいトライアルタイムは奪われることになってしまったが、事が起きてからはより一層勝ちたい気持ちが強くなった」と語った。(c)AFP