【3月27日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は26日、各地で行われ、グループFのイングランドはジャーメイン・デフォー(Jermain Defoe)が代表復帰戦でゴールを決め、2-0でリトアニアに勝利した。

 ギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督の招集を受け、2013年11月以来の代表戦に出場した34歳のデフォーは、前半の中盤にチームの先制点を決めて復帰戦をゴールで祝った。

 デフォーは英ITVに対し、「戻れてうれしいよ。この試合は何より勝つことが大事で、それができた。復帰の心境はうまく言葉にできない。とにかく、戻って来てみんなとプレーできて楽しかった」と話した。

 イングランドはその後、交代出場のジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)が追加点を挙げ、グループF首位の座をしっかり固めた。またサウスゲイト監督は、正式な指揮官になって以降のホーム初戦で白星を挙げている。

 指揮官は、「もう少しやれれば良かったが、試合に勝てるのは1チームだけだし、守備を固める相手から得点を奪うのは常に難しいものだ」と話した。

「ゴールを決めた二人には満足している。ジャーメインにとっては素晴らしい物語だし、ジェイミーもチームにプラスアルファをもたらしてくれたと思う」

 同日の試合でグループCのドイツが初失点を喫したことで、欧州予選で開幕から無失点を守っているのは、これでイングランドだけになった。

 また試合前には、22日に英ロンドン(London)の国会議事堂近くで起きた襲撃事件の4人の犠牲者と50人以上の負傷者を悼み、花と1分間の黙とうがささげられた。(c)AFP/Tom WILLIAMS