【3月26日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は25日、各地で行われ、グループAのオランダはブルガリアに0-2で敗れ、本大会出場に暗雲が垂れ込めた。

 同日ルクセンブルクを3-1で下したグループ首位のフランスとの勝ち点差が6となったオランダは、2位のスウェーデンを3差、3位のブルガリアを2差で追う展開となった。欧州予選は各組の1位のみが本大会の出場権を自動的に獲得できる。

 ホームのソフィア(Sofia)にオランダを迎えたブルガリアは、試合開始から20分までにスパス・デレフ(Spas Delev)が2得点を決めてオランダを震え上がらせた。

 1931年以降では最年少の17歳でオランダ代表デビューを飾ったマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)の判断ミスを突いて先制点を挙げたデレフは、その数分後にも右足を振り抜いて相手GKイェルーン・ズート(Jeroen Zoet)から2点を奪った。

 失点後はオランダが試合を支配したが、ブルガリアの堅い守備を崩すことができず、後半にデイヴィ・クラーセン(Davy Klaassen)が迎えた決定機も相手守護神ニコライ・ミハイロフ(Nikolay Mihaylov)のスーパーセーブによって阻まれた。

 その後もバス・ドスト(Bas Dost)の力のないヘディングシュートがミハイロフにセーブされるなど、オランダは圧倒的なポゼッションもむなしく力尽きた。

 オランダの主将アリエン・ロッベン(Arjen Robben)は試合後、今回の敗戦は「悪夢」だと表現した。

「何と言えばいいんだ。僕たちは明確な意図をもってここに来たが、悪夢に終わってしまった。勝ち負けはチーム全体の責任だ。僕たちはあらゆる方面から非難されるだろう。悲しいよ。言葉が出ない。前半はショッキングだった」 (c)AFP/Dave JAMES