【3月26日 AFP】競馬のドバイ・ワールドカップ(Dubai World Cup 2017、ダート2000メートル)が25日、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)のメイダン競馬場(Meydan racecourse)で開催され、本命のマイク・スミス(Mike Smith)騎手騎乗のアロゲート(Arrogate)が優勝を果たした。

 ブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ(Breeders' Cup World Throughbred Championships 2016)を見事に制し、圧倒的な一番人気でレースに臨んだアロゲートは、スタートで出遅れながらも徐々に順位を上げると、最後の直線でガンランナー(Gun Runner)を差した。3着にはネオリシック(Neolithic)が入った。

 ドバイ・ワールドカップ3勝目を挙げたボブ・バファート(Bob Baffert)調教師は、スタートをミスしたときには最悪の結果を覚悟したことを認め、「あんなのは『プランF』だよ!」と語った。

「しかし、今まで見た中で最高だった。信じられない。馬自身も自分の立ち位置がわかっていたと思うが、結局はこの馬のすごさを見せつける結果になった。実に偉大な馬だ。マイクも本当に良くやった。パニックにならなかった」 (c)AFP