【3月25日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)北中米カリブ海最終予選は24日、各地で行われ、米国は代表復帰したクリント・デンプシー(Clint Dempsey)がハットトリックの活躍を見せるなどし、6-0でホンジュラスに圧勝した。

 心臓の問題で約半年間の休養を余儀なくされていたデンプシーは、復帰後初の国際試合に出場すると前後半にまたがり大暴れしてゴールを決め、勝利に貢献した。

 試合後にデンプシーは「すべてはチームのため。良いプレーをして結果が出た。序盤からリードを奪って試合を支配できたし、チャンスが来たらそれをゴールにつなげることができた」とコメントした。

 米国は昨年11月、予選最初の2試合で2連敗を喫してユルゲン・クリンスマン(Juergen Klinsmann)前監督が更迭となり、ブルース・アリーナ(Bruce Arena)が再び指揮官の座に就いていた。

 アリーナ監督はホンジュラス相手に勝ち点3以外では何の意味もないと選手に語っていたが、イレブンはこの期待に応えた。

 デンプシーの3得点に大きな注目が集まったものの、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属するクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が1ゴール、3アシストとチームの心臓部となった。

 デンプシーは18歳のプリシッチについて、「彼は1対1の勝負に勝てて、違いを生み出せる。それで僕らには選択肢が増える。素晴らしい選手だ」と語っている。(c)AFP