【3月25日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は24日、各地で行われ、イスラエルに4-1で快勝したスペインのフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は、イタリアとしのぎを削るグループGを首位で突破するためにも油断は禁物だとチームにくぎを刺した。

 勝ち点を13に伸ばしたスペインは現在、同ポイントのイタリアを得失点差で上回り首位につけている。スペインは6月にマケドニアと対戦するが、9月2日にはイタリアとの直接対決を控えている。

 ロペテギ監督は「すべての試合で勝ち点3を取ることがわれわれの目標だ。イタリアと戦う前にはマケドニア戦もある。イスラエル戦で見せたような厳しいアプローチが必要不可欠になる」とコメントした。

 昨年に行われたイタリアとの直接対決では、アウェーで1-1と引き分けているスペインは、3位イスラエルとの勝ち点差を4に広げている。欧州予選は各グループの1位が本大会に出場し、2位はプレーオフに回る。

 前半13分にジョルディ・アルバ(Jordi Alba)のパスを受けたダビド・シルバ(David Silva)が先制点を挙げたスペインは、ハーフタイム前にビトロ(Victor Machin Perez "Vitolo”)が追加点を奪い、前半を2点リードで折り返した。

 迎えた後半、スペインはティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)のCKをジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が頭で合わせて3得点目を記録すると、その後はイスラエルのリオール・ラファエロフ(Lior Refaelov)に1点を返されたものの、終盤にイスコ(Isco Alarcon)が4得点目を挙げた。

 試合の口火を切ったシルバは「ゴールにはとても満足しているけれど、重要なのは勝利したことだ」と話し、「他チームを上回るためには勝利が必要だった。順位表はとてもポジティブだ。僕たちは大きな仕事を成し遂げようとしている。こういった内容を続けていかなければならない」と語った。

 ロペテギ監督もチームのパフォーマンスに手応えを感じており、「われわれは相手を支配した。チームがやるべきことをやったからだ。局面の激しさ、ボールのリカバリーにはとても満足している。後半の立ち上がりも素晴らしかった」と述べた。

「3-0になって少し集団で戦う意識が希薄になったと感じたが、全体的にチームは素晴らしかった」

「今日は多くのチャンスを作った。4得点を挙げたが、もっとゴールを奪えたはずだ。チームスピリットにはおおむね満足している」(c)AFP