【3月24日 AFP】スペイン警察は23日、運動能力向上薬の密売の取り締まり捜査で14人を逮捕し、300万回分以上の使用量に相当する禁止薬物のヒト成長ホルモンを押収したと発表した。

 バレンシア(Valencia)の司法関係者によると、今回の押収量は欧州最大規模のものだという。

 また、逮捕者の大半が「公衆衛生法違反」で引き続き調査対象となりながらも釈放された一方、このうち2人は今もマラガ(Malaga)で勾留されている。

 関係者はAFPに対し、今回の背景には当局が26件の捜査を実行したことがあったと伝えたが、逮捕者の国籍については明らかにしなかった。

 スペイン警察は昨年9月、プロ、アマチュア選手を問わずに、運動能力向上を目的とした薬物を販売していた医師らによる同国北部のネットワークを解体していた。(c)AFP