フィリピン、「戦争未亡人」の苦悩 麻薬対策で稼ぎ手犠牲に
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■遺族を支える教会
こうした中、遺族の経済的・精神的な支えとなり始めているのがカトリック教会だ。
首都マニラ(Manila)の教会で支援プログラムを率いるデニス・フェブル(Dennis Febre)氏は、麻薬の容疑者を殺害しても問題は減るどころか逆に増えていると指摘する。「残された人々の中には、生き延びるために自分も麻薬密売に手を染めたり、売春を始めたりする人もいる」(c)AFP/Ayee Macaraig