【3月23日 AFP】2024年夏季五輪の開催を目指すフランス・パリ(Paris)の招致委員会は22日、招致を行うのは同大会のみとしたうえで、ともに立候補している米ロサンゼルス(Los Angeles)に続き、2028年大会の開催地になる意思がないことを明言した。

 両都市が今回の声明を発表した背景には、国際オリンピック委員会(IOC)が9月に行われる投票で2大会分の開催地の同時決定を見据えていると報じられたことがある。

 パリの招致委員会でトップを務めるエティエネ・トボワ(Etienne Thobois)氏は、AFPに対し「われわれは2024年に向けて動いており、2028年について話す理由はない。そこに提示するものは何もないし、計画や提案もない」と語った。

 トボイ氏はまた、2024年夏季五輪に向けて国立競技場付近に選手村を建設する計画が進んでいるため、招致を4年後に延長した場合は問題が生じると話した。(c)AFP