【3月23日 AFP】英サッカー、クルー・アレクサンドラFC(Crewe Alexandra FC)のユースチームでコーチを務めていたバリー・ベネル(Barry Bennell)被告が22日、20件の児童虐待罪に関して法廷で無罪を訴えた。

 英北西部のチェスター刑事法院(Chester Crown Court)で開かれた審理にビデオリンク方式で出廷した63歳のベネル被告は、これまでも8件の罪について否定していたが、追起訴されていた12件についても無実を主張した。

 ベネル被告は現在、14件の強制わいせつをはじめ、5件の性交と1件の性交未遂で起訴されており、一連の事件は、被害者の少年4人が当時16歳未満だった1980年から1987年にかけて行われていたとされている。

 この裁判は今年7月3日にリバプール刑事法院(Liverpool Crown Court)で開かれる聴聞会まで休止とされ、ロジャー・ダットン(Roger Dutton)裁判官は、公判が開かれるのは来年1月になる見通しであると述べた。

 ベネル被告の身柄は、それまで拘置所に置かれたままとなる。(c)AFP