【3月22日 AFP】米海兵隊員らが女性隊員のヌード写真を本人の了承なくインターネット上で共有していた問題を受け、海兵隊はソーシャルメディアの利用に関するガイドラインを改訂した。

 このスキャンダルは今月発覚し、女性海兵隊員らのヌードを含む一連の写真が、フェイスブック(Facebook)上に作られた「マリーンズ・ユナイテッド(Marines United)」という秘密のグループ内で共有されていた。女性の氏名や駐屯地名が記されものもあり、多くにわいせつなコメントが投稿されていた。

 先週公表された新ガイドラインでは、オンライン上で問題行動を起こした海兵隊員は軍法会議で刑事訴追される可能性があると強調されている。また、今後は全ての海兵隊員に対し、ガイドラインを一読したとする書面への署名が義務付けられるという。

 ガイドラインは、「海兵隊員は勤務時間外であれオンライン上であれ、自身の行動が海軍および海兵隊の規律や規則に違反する恐れがあることを認識する」と述べている。

 軍捜査当局は今回発覚した問題について調査を進めており、一部の関係者を重罪で起訴する可能性もある。

 海軍以外でもソーシャルメディアに関するガイドラインの検証が進んでおり、これまで対応に消極的だった米陸軍も先週、オンライン上での問題行動は容認できないと兵士らに警告した。(c)AFP