【3月20日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは19日、第29節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はチーム得点王のハリー・ケイン(Harry Kane)をけがで欠く状況ながら、2-1でサウサンプトン(Southampton FC)を下してリーグ2位を守った。

 クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)とデレ・アリ(Dele Alli)のゴールで前半に2点を挙げたトッテナムは、後半の早い時間帯にジェームズ・ウォード・プラウズ(James Ward-Prowse)のゴールで1点差に詰め寄られたものの、リードを守り切って勝利を飾った。

 残り10節となったプレミアリーグで、首位チェルシー(Chelsea)との勝ち点10差を逆転するのは難しいが、この勝利で5位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に勝ち点7差をつけ、4位以内でシーズンを終える可能性をさらに高めている。

 一方のサウサンプトンは、降格圏とは十分な勝ち点差があるため、残りのシーズンの目標は現在の10位をキープすることになる。

 ケインは14日に行われたFAカップ(FA Cup 2016-17)の試合で足首を負傷し、最大で6週間ほど離脱するとみられているが、チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は試合前、チームにはこの危機を乗り切れるだけの選手層があると断言していた。

 今季序盤のケインがけがで欠場した時期に、チームは勝ち星が伸び悩み、無得点の試合もいくつかあったため、ポチェッティーノ監督の自信には必ずしも根拠があるとは言えないが、指揮官はシーズンが深まる中でチームは成長しており、孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)がケインの穴を埋めてくれると信頼を寄せている。(c)AFP/Ian WINROW