【3月17日 AFP】2016-17アルペンスキーW杯は16日、米国のアスペン(Aspen)で女子スーパー大回転第7戦が行われ、ティナ・ワイラター(Tina Weirather、リヒテンシュタイン)が優勝を飾り、種目別優勝を果たした。

 ワイラターは最終戦となったこのレースで1分11秒66を記録し、2位にスーパー大回転第6戦までを終えて首位に立っていたイルカ・シュトヘツ(Ilka Stuhec、スロベニア)を0.35秒差に抑え、逆転で種目別制覇を果たした。3位にはシュトヘツと0.01秒差のフェデリカ・ブリニョネ(Federica Brignone、イタリア)が続いた。

 この結果、現在総合首位に立つミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)のW杯総合優勝確定は、わずかな差で持ち越しとなった。今季W杯で11勝を挙げているシフリンは合計1523ポイントを挙げているものの、総合2位につけるシュトヘツは残り2レースで最大200ポイントが獲得できる中、合計1325ポイントとしている。

 シュトヘツが残り2レースで優勝を逃せばシフリンの戴冠が決まることになっているが、両レースはともにシフリンの得意とする回転と大回転となっている。(c)AFP