【3月17日 AFP】国際移住機関(IOM)は16日、南スーダンで人道支援の車列が武装した男らに襲撃され、2人が死亡したと発表した。同国では激しい戦闘が続き、飢饉(ききん)を引き起こしている。

 IOMの声明によると襲撃があったのは14日。コレラが流行している中部の町イロル(Yirol)で職員や医療関係者が支援活動を行った後、戻る途中だった。

 車両のうち1台が銃を持った男らの待ち伏せ攻撃を受け、2人が銃撃されて死亡した。1人は民間人で、もう一人は医療支援の従事者だという。このほかにIOMの衛生官1人を含む3人が負傷した。

 IOMのウィリアム・レイシー・スウィング(William Lacy Swing)事務局長は「援助関係者や民間人に対する悲惨な攻撃であり、本当におぞましい」と非難した。

 3年にわたって内戦状態にある南スーダンでは、約10万人が人災の飢饉にあえいでいる。(c)AFP