【3月12日 AFP】無敗のままボクシング界から引退した元世界王者のフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)が11日、正式に「復帰」を宣言し、総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のスター、コナー・マクレガー(Conor McGregor)との対戦を改めて要求した。

 総合格闘技のウェブサイトFightHypeに投稿された動画で、メイウェザーはマクレガーと6月に対戦することを要望し、「コナー・マクレガーであれば、俺は復帰する。戦うのはマクレガーだけだ。きょう、俺はマクレガー戦のために正式に復帰する。時間を無駄にしたくない。さっさと実現させよう。6月がいい」と語った。

 メイウェザーは2015年、故ロッキー・マルシアーノ(Rocky Marciano)氏が持つ49勝0敗の記録に並び、無敗のウェルター級王者のままボクシング界を後にしたが、メイウェザーがマクレガーとボクシングのリングで対戦したいと発言したことから、最近はメイウェザー対マクレガー戦に関するうわさが飛び交っていた。

 マクレガーはUFCと契約しており、団体の承認を得なければ試合はできない。それでもメイウェザーは、「金とかUFCとかの言い訳はもうたくさんだ。UFCと紙に名前を書けば、それで6月にファイトだ。単純明快だろ?戦いたいならサインしろ。さあやろうぜ」と話している。

 28歳のマクレガーは、長年の恋人が1人目の子供となる男の子を身ごもっており、出産を5月に予定していることから、現在は休養に入っている。(c)AFP