【3月11日 AFP】ドイツ警察は10日、9歳男児を刺殺したことを自慢げに語る動画をネット上に投稿していたマルセル・ヘッセ(Marcel Hesse)容疑者(19)が逮捕後、他にも友人男性1人を殺害したと供述したことを明らかにした。

 動画を見た人々から通報を受けた警察は6日、ヘッセ容疑者の自宅地下室を捜索し、男児の遺体を発見。同容疑者を指名手配して9日夜に逮捕した。

 ヘッセ容疑者はその後、警察官らに職業訓練学校で知り合ったという男性(22)の遺体がある場所を教えたという。

 事件の捜査主任によれば、ヘッセ容疑者は男児を殺害した後、男性のアパートを訪ねて食事をし、一緒にゲームなどをして一晩過ごしていた。翌朝、同容疑者が指名手配されていることを知った男性が問い詰めたことが男性にとって「死刑宣告となった」と同捜査主任は述べた。

 ヘッセ容疑者は男性に襲い掛かり、刃物で68回刺したとみられている。同容疑者は、現場を離れる前にアパートに放火したことも認めているという。(c)AFP