【3月10日 AFP】米国が主導する有志連合の報道官は9日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の事実上の首都であるシリア北部ラッカ(Raqa)の奪還作戦に対し、米軍が400人の増派を行うと発表した。

 有志連合の報道官を務める米軍のジョン・ドリアン(John Dorrian)大佐はイラクの首都バグダッド(Baghdad)で記者団に対し、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じた増派計画の内容を事実と認めた。ただ、増派は「一時的」なもので、駐シリアの米軍部隊に許可する長期的な派兵規模は500人のまま維持するという。

 追加派遣団には、ラッカ進攻を支援するため、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲を備えた海兵隊所属の砲撃部隊や、ストライカー(Stryker)装輪装甲車を装備する米軍の特殊部隊も含まれる。(c)AFP