【3月6日 AFP】米国務省は5日(日本時間6日)、北朝鮮が日本海(Sea of Japan)に向けて弾道ミサイル4発を発射したことを非難し、米政府には「裁量権を持つあらゆる手段を用いて高まる脅威に対抗する」準備があると言明した。

 米国務省のマーク・トナー(Mark Toner)報道官代行は声明で、「米国は北朝鮮が今夜行った弾道ミサイル発射を強く非難する」と表明。「北朝鮮に対し弾道ミサイル技術を用いた発射行為を明確に禁じた国連安全保障理事会(UN Security Council)決議に違反している」と述べた。

 さらにトナー氏は、「米国と米同盟国を攻撃から守るため」の準備は整っており、今後も段階的に即応能力を高めていくとした上で、「裁量権を持つあらゆる手段を用いて、この高まる脅威に対抗する準備はできている」と語った。

 北朝鮮は6日朝、日本海に向けて弾道ミサイル4発を発射し、うち3発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。米韓は先週から定例の合同軍事演習を行っているが、これに反発する北朝鮮は先に「核戦力」や「無慈悲な軍事的対応」を警告していた。(c)AFP