【3月3日 AFP】16-17NBAは2日、各地で試合が行われ、ケビン・デュラント(Kevin Durant)を欠いたゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)に87-94で敗れ、約2年で2度目となる2連敗を喫した。

 ブルズは22得点の活躍をみせたジミー・バトラー(Jimmy Butler)を筆頭に、計4人の選手が二けた得点を記録。対するウォリアーズは、今季最低得点に終わり、レギュラーシーズンでは2015年4月以来となる連敗を喫した。

 ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)に108-112で敗れた先月28日の試合で、デュラントは第1クオーターに負傷すると、左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷と脛骨挫傷と診断された。

 すでにプレーオフ進出を決めているウォリアーズは、デュラントの無期限の戦線離脱を発表した一方で、同選手がレギュラーシーズン終盤に戻ってくる可能性を否定していないが、チームメートのステフェン・カリー(Stephen Curry)は「彼の早期回復を望んでいるが、プレーオフまで時間はあるし、復帰を急いではいない」とコメントしている。

 カリーは23得点でチームをけん引したものの、「スプラッシュブラザーズ(Splash Brothers)」の相棒クレイ・トンプソン(Klay Thompson)とともに放った3ポイントシュートは計22本中3本成功と不発に終わり、チーム全体としても30本中6本の成功にとどまった。

 ウォリアーズではカリーのほかにトンプソンが13得点、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が12得点を記録した。

 最近6試合で5勝目を挙げたブルズは、シーズン成績を31勝30敗とし、イースタンカンファレンス6位につけている。敗れたウォリアーズの成績は50勝11敗となったが、依然としてリーグ最高成績を維持している。

■離脱したデュラントの代役にバーンズを獲得

 ウォリアーズは2日、戦線離脱したデュラントの代役として、NBAのキャリア14年のベテラン、36歳のマット・バーンズ(Matt Barnes)を獲得した。

 バーンズは2006年から2008年までウォリアーズに在籍した経歴を持ち、今季はサクラメント・キングス(Sacramento Kings)で54試合に出場し、平均7.6得点、5.5リバウンド、2.8アシストを記録。通算では909試合に出場し、平均8.2得点、4.6リバウンド、1.8アシストの成績を残した。

 プレーオフには7季連続で出場しており、通算成績は平均7.6得点、4.6リバウンド、1.5アシストを記録している。

 バーンズはキングスとウォリアーズ以外にも、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)、オーランド・マジック(Orlando Magic)、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)を渡り歩いてきた。(c)AFP