【2月27日 AFP】韓国大手財閥ロッテ(Lotte)グループは27日、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備場所として、自社が所有する土地を提供することに合意した。韓国国防省が発表した。

 北朝鮮の脅威に対抗するためとして米韓両政府が計画しているTHAADの配備に対し、中国は怒りをあらわにしている。

 ロッテは同日の取締役会で、南東部・慶尚北(North Gyeongsang)道星州(Seongju)郡に所有するゴルフ場を、韓国軍が首都ソウル(Seoul)近郊に所有する土地と交換する形で提供することを決定した。韓国国防省は声明で「THAAD配備のための土地の交換を同社取締役会が承認したとの連絡を受け取った」と述べた。

 ロッテグループ広報部は、この件は国防省が扱っているとして取締役会の決定に関する発表を控えている。(c)AFP