【2月26日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは25日、第26節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が活躍をみせ、スウォンジー・シティ(Swansea City)に3-1で勝利し、2位との勝ち点差を11に広げた。一方、昨季王者のレスター・シティ(Leicester City)は暫定ながら降格圏に転落している。

 チェルシーは前半19分、ペドロが右から折り返しを入れると、ペナルティーエリア内へ走り込んだセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)がうまくステップを合わせながら先制点を決めた。ネマニャ・マティッチ(Nemanja Matic)とのポジション争いを制して先発の座を取り戻したセスクは、今回がプレミア出場300試合となり、節目の一戦でリーグ通算46得点目を記録している。

 対するスウォンジーは、チェルシーに圧倒される展開が続いていたが、前半終了間際に遠い位置からのFKでギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)のボールをフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)が力強く頭で合わせ、試合を振り出しに戻した。

 それでもチェルシーは後半27分、ペドロのミドルシュートを相手GKルカシュ・ファビアンスキ(Lukasz Fabianski)が止めきれずに勝ち越すと、同39分にはエデン・アザール(Eden Hazard)のパスからジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)がダメ押しのゴールを決めた。

 チェルシーはこれでリーグ戦最近20試合で17勝目を挙げ、優勝にまた一歩近づいている。アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「間違いなくわれわれが試合を支配していた。後半はよく特徴が出せていたし、順当な勝利だ。大切なのは自分たちに目を向けて、集中力を保つことだ」と語った。

 2位マンチェスター・シティ(Manchester City)は今節、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのダービーが予定されていたが、ユナイテッドがサウサンプトン(Southampton FC)とのイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)決勝に臨むため、試合は延期されている。

 その中で、チェルシーはシティに大きな勝ち点差をつけることに成功した。3位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は、26日のストーク・シティ(Stoke City)戦に勝利すれば、勝ち点差を10に戻すことができる。

 一方、同日の試合でクリスタルパレス(Crystal Palace)が1-0でミドルスブラ(Middlesbrough FC)に勝利したため、レスターは残留圏内まで勝ち点1差の暫定18位に転落した。

 クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督を解任したレスターだが、仕切り直しのリバプール(Liverpool FC)戦が始まってもいないうちから、状況はさらに悪化してしまった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS