【2月23日 AFP】米カリフォルニア(California)州北部のサンノゼ(San Jose)で22日、数日間にわたる豪雨の影響で河川の堤防が決壊し、市内の一部で洪水が発生したため、多くの市民に避難命令が出された。主要な高速道路も封鎖されるなど、被害が拡大している。

 地元当局によると、過去1世紀で最悪の規模という今回の洪水は、シリコンバレー(Silicon Valley)を流れるコヨーテ川(Coyote Creek)の堤防が決壊したことにより発生。コヨーテ川は貯水池の氾濫で水位が上がっていたという。

 人口およそ100万人を抱えるサンノゼ市内の広い範囲に避難命令が出された。洪水の被害を受ける恐れのある地域には、約1万4000人が暮らしている。21日には救助隊員が救命ボートを使って住民200人以上を救出した。(c)AFP