【2月22日 AFPBB News】東京都江東区の成田山深川不動堂(Fukagawa Fudo-do)東京別院にある「祈りの回廊」。全長75メートルの回廊には、クリスタル製の五輪塔約1万体がまつられ、参拝客を圧倒している。

 開創310年を記念して2011年に建立された新本堂に設けられたバリアフリーの回廊は、参拝者が本尊の真下を通る設計。その回廊の両側に、透明な光にあふれる高さ15センチ弱の「クリスタル五輪塔」がずらりと並ぶ。また、本堂の外壁は不動明王の真言を表す梵字(ぼんじ)で覆われている。

 こうした設計は、「ご利益」の視覚的体験を試みたものだという。不動堂総務部は、クリスタル五輪塔はあくまでも「鑑賞用でなく、拝む対象」とマナーを守った参拝を呼び掛けている。(c)AFPBB News