【2月21日 AFP】男子ゴルフのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が肋骨を骨折しているにもかかわらず、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と18ホールをともにラウンドしていたことが判明した。米メディアが20日、大々的に報じた。

 ゴルフ専門サイトのNo Laying Upによれば、マキロイは土曜(18日)夜、先月米大統領に就任したトランプ氏からプレーの誘いを受け、19日の午前中にトランプ国際ゴルフクラブ(Trump International Golf Club)で1ラウンドを周ったと伝えられた。

 同サイトの記事では、マキロイが「彼のスコアは80くらいだったと思う。70歳代にしては、十分な腕前だ」とコメントしたと伝えている。また、クリアスポーツ(Clear Sports)社のツイッター(Twitter)に投稿された写真では、キャップ帽の影で顔の表情が隠れているトランプ大統領とマキロイが、別の男性2人と一緒に並んでいる姿が映し出されていた。

 報道によると、27歳のマキロイは全18ホールでカートを使用したり、ティーショットもレディース用の位置から打ったりしたものの、ドライバーや測定器など使う場面もあり、フルスイングできるまで近づいている様子がみられたという。

 マキロイは、先月行われた欧州男子ツアーのBMW南アフリカオープン(BMW SA Open 2017)で2位に入ったものの、その後は肋骨の疲労骨折により戦列を離れていた。同サイトの情報によれば、マキロイのツアー復帰は次週を予定していたものの、トランプ大統領とのプレーは例外だったとしている。

 メジャー通算4勝を誇るマキロイは、次週行われる世界ゴルフ選手権(World Golf Championships 2017)第2戦、メキシコ選手権(2017 Mexico Championship)に向けてリハビリは順調だと話しており、今年4月にオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ (Augusta National Golf Club)で開催される第81回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2017)では、生涯グランドスラム達成を目指すことになる。(c)AFP