【2月20日 AFP】(写真追加)イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が支配するイラク第2の都市モスル(Mosul)西部の奪還作戦を開始したイラク軍は19日、15の村を制圧した。

 イラク軍は、モスルのすぐ南にある空港に向けて複数の方向から進攻している。イラクでの軍事作戦としては過去数年で最大規模であるモスル奪還戦は新たな局面に入った。

 司令官によると、連邦警察のチーム率いる部隊がモスルの南にあるアスバ(Athbah)などの村を奪還し、空港への攻撃圏内に置いた。

 モスル南方では空に空爆や迫撃砲による黒煙が立ち上る中、イラク部隊多数を乗せた装甲車両が空港に向かっている。

 内務省の精鋭部隊である即応部隊の幹部は「彼ら(IS戦闘員)は捨て身になっている」と指摘。別の幹部も「(IS側は)自分たちがいずれ死ぬと分かっているので、できるだけ道連れを増やそうとしている」と述べた。(c)AFP/Marisol Rifai with Jean-Marc Mojon in Baghdad