【2月19日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2017)は19日、韓国の江陵(Gangneung)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)が優勝した。

 17歳のチェンは、ソチ冬季五輪の金メダリストでFSトップの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)を抑え、初出場ながら四大陸のタイトルを獲得すると、来年に控える平昌冬季五輪に向けて、主役候補に名乗りを上げた。

 17日のショートプログラム(SP)で首位に立っていたチェンは、フリーで「ポロヴェツ人の踊り(The Polovtsian Dances)」に乗せた演技で5本の4回転ジャンプを着氷させ、合計307.46点を記録した。

 1月に行われたフィギュアスケート全米選手権(2017 U.S. Figure Skating Championships)で、チェンは5本の4回転ジャンプを成功させた世界初の選手となり、大会過去50年では最年少となる優勝を飾っていた。

 平昌冬季五輪ではフィギュアスケートの会場となる江陵アイスアリーナ(Gangneung Ice Arena)で羽生は2位に終わり、3位には宇野昌磨(Shoma Uno)が入った。

 前回王者のパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)は4位となり、5位には金博洋(Boyang Jin、ジン・ボーヤン、中国)が続いた。

 前日までに行われた女子シングルでは、17歳の三原舞依(Mai Mihara)が優勝し、 ペアは中国の隋文静(Wenjing Sui)/韓聰(Cong Han)組、アイスダンスはカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組がそれぞれタイトルを獲得している。(c)AFP