【2月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のメラニア(Melania Trump)夫人は18日、フロリダ(Florida)州メルボルン(Melbourne)で開かれた支持者集会で演説した。普段は夫のそばで控えめにしており、穏やかな話し方の夫人だが、この日は夫の反対派や自身への批判に毅然(きぜん)と対抗する姿勢を示した。

 メラニア夫人はトランプ大統領に先立って演壇に立ち、まず集まった支持者らに「祈りましょう」と呼び掛け、キリスト教の有名な「主の祈り」を唱えた。その後「わたしたちが思い描く米国は、国民全員に奉仕し、国民全員が活躍、成功できる国です」と話し、政治的に分断された国民の統合に国が取り組まなければならないと述べた。

 また、夫人は「わたしについて反対派が何を言おうとも、自分自身と皆さんに対して常に誠実であり続けます」と語った上で、自身にとって親近感のある課題に取り組み、世界の女性や子どもに影響を与えていきたい考えを示した。さらに「夫は安全で繁栄している国作りに取り組んでいます」と述べ、拍手喝采を浴びながらトランプ大統領に演壇を譲った。

 トランプ氏の大統領就任以来、メラニア夫人が夫とともに姿を見せたことはあまりない。夫人は息子のバロン(Barron Trump)君(10)が学年度を終えるまでニューヨーク(New York)のトランプ・タワー(Trump Tower)での生活を続ける予定で、これも批判の種になっている。(c)AFP/Michael Mathes with Stephanie Griffith in Washington