【2月19日 AFP】オーストリアで開催されているバイアスロン世界選手権(IBU World Championships Biathlon in Hochfilzen)のメダル授与式で、間違った国歌が流れる事件が発生し、テレビの解説者が本物の国歌を歌って助け舟を出すという一幕があった。

 ロシアチームが金メダルを獲得した男子4×7.5キロメートルリレーの表彰式で、本来ならロシア国歌が流れるはずだったが、1990年から2000年まで使われていた古い国歌が流れてしまった。

 するとそこへロシアのテレビ解説者が飛び入りで登場し、現在の国歌を歌い出すと、選手たちもそれに続いた。主催者側はすぐに謝罪し、最終的には正しい曲が流れた。

 国歌のかけ間違いは過去にも何度か起こっており、最近では女子テニスの国別対抗戦、フェドカップ(2017 Fed Cup)の米国対ドイツ戦で、歌手が「ドイツよ、ドイツよ、すべてのものの上にあれ(Deutschland, Deutschland ueber alles)」という歌詞から始まる、ドイツの優位性をうたった旧国歌を歌うというハプニングが起きていた。(c)AFP