【2月19日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は18日、第21節の試合が行われ、首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、後半ロスタイム6分にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が同点ゴールを挙げ、ヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)と1-1で引き分けた。

 前半、ヘルタのヴェダド・イビシェヴィッチ(Vedad Ibisevic)に得点を許し今季リーグ戦2敗目が濃厚だったバイエルンだが、終了直前にレワンドフスキが公式戦24点目となる同点ゴールを決めて引き分けに持ち込んだ。

 バイエルンを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、5-1で大勝した15日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦、アーセナル(Arsenal)との第1戦から4人のメンバーを入れ替えて試合に臨んだ。

 ヘルタは前半21分、マルビン・プラテンハルト(Marvin Plattenhardt)のFKから最後はイビシェヴィッチが先制点を挙げた。

 70パーセント以上のボール支配率ながらも相手を崩しきることができなかったバイエルンだったが、終了直前にティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)のFKからアリエン・ロッベン(Arjen Robben)が放ったシュートが相手に当たると、こぼれ球をレワンドフスキが詰めて追いついた。

 ヘルタのパル・ダルダイ(Pal Dardai)監督は6分間のロスタイムについて、「あれはバイエルンへのボーナスだったと考えている」と怒りをあらわにした。

 2位につけるRBライプツィヒ(RB Leipzig)は、19日の試合でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に勝利すればバイエルンとの勝ち点差を5に縮めることができる。

 14日にチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦第1戦でベンフィカ(Benfica)に0-1で敗れたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、ルカシュ・ピズチェク(ukasz Piszczek)が全得点に絡む活躍でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に3-0で勝利した。

 4日のライプツィヒ戦の前に家族連れを含めた相手サポーターにフーリガンが暴行した件の処分により、普段は2万5000人のファンで埋め尽くされるドルトムントのゴール裏は空席で試合が行われた。

 前半20分にピズチェクのクロスが相手DFジェフリー・ブルマ(Jeffrey Bruma)のオウンゴールを誘って先制したドルトムントは、後半3分にウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)のクロスに最後はピズチェクが合わせて加点すると、同14分に今度はピズチェクのお膳立てからデンベレがゴールを決めて勝利を決定づけた。

 最下位ダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)とホームで対戦した1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)は、元レスター・シティ(Leicester City)のアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)が全得点をたたき出して2-0で勝利し4位に浮上した。

 前半に退場者を出したフランクフルト(Eintracht Frankfurt)は、1部残留争いをするFCインゴルシュタット(FC Ingolstadt 04)に0-2で敗れて5位に転落している。(c)AFP/Ryland JAMES