【2月18日 AFP】米カリフォルニア州は17日、ここ数年で最大規模の暴風雨に見舞われ、多数の住民らが自宅からの避難を余儀なくされた他、停電が発生し、空の便の欠航や遅延も相次いだ。

 ロサンゼルス(Los Angeles)の消防当局によれば、木が倒れて電線が切れ、1人が感電死した。またロサンゼルス川(Los Angeles River)付近では数人が立ち往生し、ゴムボートでの救助を待っているという。市内では約150件の断線の通報があり、多くの人々が停電に見舞われている。

 ロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport)の職員によれば、暴風雨の影響で64便が欠航し、269便に遅れが出た。

 また、カリフォルニア州の各地で鉄砲水の警報が出された。同州では、5年間に及び深刻な干ばつが続いていたが、この冬、相次いで暴風雨に見舞われ、貯水池は満水となっている。

 新たな暴風雨が直撃したのは主にカリフォルニア州南部だが、サンフランシスコ・ベイエリア(San Francisco Bay Area)に至る同州中心部でも降雨予報が出されている。(c)AFP