【2月18日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のケビン・デュラント(Kevin Durant)とオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)は17日、オールスターゲーム2017(2017 NBA All-Star Game)で再びチームメートとなることについて、複雑な胸中を語ることはしなかった。

 デュラントとウエストブルックが、ウエスタンカンファレンスのメンバーとしてイースタンカンファレンスの精鋭と対戦することになるニューオーリンズ(New Orleans)では、19日に開催される66回目のNBAの祭典を控え、出場選手が記者会見に集結して盛り上がりをみせた。

 昨季のウエスタンカンファレンス決勝で、サンダーが破れたウォリアーズとフリーエージェント(FA)で契約を結んだ昨年7月以降、ウエストブルックと話をしていないというデュラントは、米スポーツ専門チャンネルESPNに対し、今週末にウエストブルックに話しかけるかと問われると、「感動の再会や、誰かと心と心のふれ合いをするために、ここへ来たわけじゃない」とすると、「そんなことは特に考えてない。そうなればそうなるだろうし、そうならなくても大したことではない。ここへ来た目的は週末を楽しむためだ」とコメントした。

 一方のウエストブルックは、デュラントと再び同じロッカールームを使用することについて聞かれるたびに、この問題を避けて「ファッション・ウィーク」に関するコメントにすり替えていた。

 ウエストブルックは現在、リーグ1位の一試合平均31.1得点、同3位の10.1アシスト、同12位の10.5リバウンドを記録しており、オスカー・ロバートソン(Oscar Robertson)氏が達成して以来、史上2人目となる1シーズンにおけるトリプルダブルの快挙を目指す好調ぶりを維持している。

 デュラントはウォリアーズでトップの平均25.8得点、8.3リバウンドの活躍をみせており、今季の前半終了時点でリーグ最高成績の47勝9敗を記録しているウォリアーズの快進撃に貢献している。

 今季通算32勝25敗でウエスト7位につけているサンダーをけん引するウエストブルックは、自身とチームがデュラントの離脱から立ち直ったか問われると、「どう見える?」と答えた。