【2月17日 AFP】スキージャンプ女子の高梨沙羅(Sara Takanashi)が、16日に2016-17スキージャンプW杯の女子個人第18戦で飾った優勝は、来年の平昌冬季五輪に向けて自信になると語った。

 前日の第17戦で2位に入り、総合優勝を決めていた高梨はこの日、強風が吹き荒れるコンディションを攻略して男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(Gregor Schlierenzauer、オーストリア)が持つ歴代最多勝利数に並んだ。

 W杯では総合優勝4回を誇る高梨だが、当時17歳で迎えた2014年のソチ冬季五輪では、金メダルを有望視されていたものの4位に終わる苦い経験をしている。

 1年後に迫る平昌五輪と同じ会場で勝利を収めた20歳の高梨は、国内メディアに対し「今回の優勝は来年の五輪に向けて大きな自信になるが、世界選手権前に改善しなくてはならない点がたくさんがある」と話し、目先の目標に集中する必要があるとの考えを示した。

 高梨は来週、フィンランドで開催されるノルディックスキー世界選手権(Nordic World Ski Championships 2017)に出場し、自身初の大会制覇を目指す。(c)AFP