【2月17日 AFP】FCバルセロナ(FC Barcelona)に大勝したパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との一戦を19日に控えるトゥールーズ(Toulouse FC)のパスカル・デュプラス(Pascal Dupraz)監督が、「0-79で負けてもバルサよりはまし」との発言を残した。

 PSGは、14日に本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)で行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦第1戦で、リオネル・メッシ(Lionel Messi)ら擁するバルセロナに4-0で完勝し、欧州全体を驚かせた。

 今回の結果は、欧州の舞台における仏クラブ史上最高のものだとして、PSGが同国内でも称賛を浴びる中、トゥールーズが今は試合をするタイミングではないと考えるのも許されるかもしれない。

 チームを率いるデュプラス監督は、「バルセロナには7億ユーロ(約847億円)の予算があると思うが、一方のわれわれには3500万ユーロ(約42億円)しかない」としたうえで、「それはちょうど20倍の数字にあたり、4(PSG戦におけるバルセロナの失点数)の20倍は80だ。だから論理的には0-79で負けても、バルサよりましということになる。でも、仮に0-79で負けたらばかみたいだよね」と冗談交じりに語った。

 最近好調で現在リーグ9位のトゥールーズは、9月にホームでPSGと対戦した際には2-0で勝利を収めているが、バルセロナ戦でのフランス王者の強さは、一度限りのものには見えなかった。

 直近12試合で計38得点を記録し、11勝1分けの数字を誇るPSGは、首位を走るASモナコ(AS Monaco)から勝ち点3差の2位で今週末の試合を迎える。(c)AFP/Andy SCOTT