【2月17日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)南部の中古車市場で16日、自動車爆弾による大規模な爆発があり、少なくとも52人が死亡した。治安当局が明らかにした。

 イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系の通信社アマック(Amaq)は事件について、「(イスラム教)シーア派(Shiite)の集会」を標的としたものだったと伝えた。ISは最近同国で起きた同様の事件のほぼ全てで犯行声明を出している。

 バグダッド作戦司令部は声明で、「バヤー(Bayaa)地区にある自動車販売店の近くでテロリストの自動車爆弾攻撃が起きた」と発表。内務省当局者によると、爆発により52人が死亡、50人以上が負傷した。死者数は増える恐れがあるという。

 バヤー地区では14日にも車爆弾攻撃が起き、少なくとも4人が死亡していた。また15日には同市北部のサドルシティー(Sadr City)地区でも車爆弾を使った自爆攻撃が起き、少なくとも11人が死亡している。後者の事件ではISが犯行声明を出した。(c)AFP/Ahmad Mousa