【2月16日 MODE PRESS WATCH】未来を創造する技術とアイデアが結合するテクノロジーアートの祭典「メディアアンビショントーキョー2017(MEDIA AMBITION TOKYO 2017)」が開幕し、3月12日まで都内各所で開催される。

 今年5回目となる「メディアアンビショントーキョー2017」は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケース。六本木をメイン会場に、渋谷、原宿、銀座など各所にアートや映像、音楽作品などが集結。気鋭のクリエイターたちによるトークイベントも開催される。

 中でも注目なのは、ヴィジュアルデザインスタジオ「ワウ(WOW)」と高級車ブランド「レクサス(LEXUS)」のコラボレーションによる全天球型のモーショングラフィックス「Tokyo Light Odyssey :future by LEXUS」。東京の高層ビルやネオンなどが次々と展開され、見慣れた都市を宇宙からの視点で見ることができる。暗闇を浮遊するかのような不思議な体験は、まるで未来のプラネタリウムのようだ。

 また若手メディアアーティスト落合陽一(Yoichi Ochiai)による「Colloidal Display」は、シャボン膜の表面に蝶の映像が映写される美しいインスタレーション。薄さ1マイクロメートルに満たない薄膜を超音波振動によって振動させ、拡散状態を実現させている。六本木ヒルズ 森タワー52階から見える東京の街並みを背景に映し出される透明な蝶の姿は、儚くもロマンチックだ。

 ジャンルやカテゴリーの枠を超えた斬新なテクノロジーアートは、どこまでも刺激的。未来を感じさせる新しい視覚体験を、ぜひ今こそ体験しよう!

■イベント概要
「メディアアンビショントーキョー2017」
会期:開催中~3月12日
時間:10:00~22:00(最終入場21:30)
※開催期間は会場によって異なる。
会場:六本木ヒルズ ほか都内各所で展開予定
参加アーティスト:Rhizomatiks Architecture、WOW、落合陽一、Takram(松田聖大+伊東実+牛込陽介) 、AKI INOMATA、松枝悠希、寺田鵬弘、脇田玲&小室哲哉、油井俊哉+横田智大+橋田朋子、後藤映則、佐々木遊太、水口哲也、Android Experiments OBJECT
[DIGITAL CHOC 2017 コラボレーションアーティスト]David Letellier、ノガミカツキ

■関連情報
・メディアアンビショントーキョー2017公式HP: http://mediaambitiontokyo.jp
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