【2月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は15日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は3-1でナポリ(SSC Napoli)から逆転勝利を収め、7シーズン連続のベスト8入りに大きく前進した。

 ナポリのチャンピオンズリーグ16強入りはこれがわずか2回目ということで、この試合では1万人近いサポーターがマドリード(Madrid)へ集結。さらにクラブのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏もスタンドから試合を見守る中で、試合開始前から会場は熱狂的な雰囲気に包まれた。

 するとナポリは試合開始わずか8分、ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が40メートル近いロングシュートを決め、遠征してきたアウェーサポーターに夢のような気分を少しだけ味わわせた。

 それでもレアルは、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のヘディングシュートですぐさま追いつくと、迎えた後半開始直後にトニ・クロース(Toni Kroos)とカゼミーロ(Casemiro)の連続ゴールで突き放し、3月7日に行われる第2戦に向けて、前回王者が大きなリードを手に入れた。

 チームを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「素晴らしい試合をした。何よりスタートとしては素晴らしい。序盤に失点したのは残念だったが、すぐに追いついて試合を振り出しに戻し、最後は順当な結果になった」と話した。

 一方、ナポリのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、ボール回しでの不用意なミスを嘆きつつ、この試合のレアルがここ3か月で最高のプレーを見せたことを考えれば、本拠地サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)での逆転のチャンスは残されていると話した。

「レアルが明らかにここ3か月で最も良いプレーをした一方、こちらはベストではなかった。最高のプレーができていれば、ここまで離されることはなかったはずだ。(第2戦で)負ける可能性はあるが、やれるだけやってみるさ」 (c)AFP/Kieran CANNING