【2月14日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は13日、マイケル・フリン(Michael Flynn)米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が辞任したと発表した。フリン氏はドナルド・トランプ(Donald Trump)政権の発足前、対ロシア制裁をめぐって駐米ロシア大使と協議したとされる疑惑で批判を浴びていた。

 トランプ政権は発足から1か月足らずで大統領の側近が辞任するという、米歴代政権でも極めて異例の事態に直面した。

 フリン氏は正式な辞表の中で駐米ロシア大使との接触があったことを認め、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領(当時は就任前)らに「軽率にも、ロシア大使との電話に関する不完全な情報を伝えていた」と説明した。

 ホワイトハウスによると、トランプ氏はフリン氏の辞任を了承し、国家安全保障担当の補佐官代行に元統合参謀本部幹部で退役陸軍中将のジョゼフ・ケロッグ(Joseph Kellogg)氏を起用した。(c)AFP