【2月13日 AFP】男子ゴルフ、AT&Tペブルビーチ・ナショナルプロアマ(AT&T Pebble Beach National Pro-Am 2017)は12日、米カリフォルニア(California)州ペブルビーチ(Pebble Beach)のペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)で最終日が行われ、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算19アンダーでツアー9勝目を挙げた。

 2日目と3日目にスコア65を記録し、2位以下に6打差の大差をつけて最終日をスタートさせたスピースは、この日のラウンドにのみ使用されたペブルビーチ・ゴルフリンクスで2バーディー、ノーボギーにまとめ、2位のケリー・クラフト(Kelly Kraft、米国)に4打差をつけて優勝を飾った。

 自身にとって通算100回目のPGAツアーの大会で、スピースはパー5の2番でツーオンに成功してバーディーを奪うと、14ホール連続でパーが続いた後の17番で10メートル弱のバーディーパットを沈めた。

 スピースは「信じられない。最高の週末だったよ。きょうは17回パーオンした。大量リードがあったので、夢のようなラウンドだった。そして17番でようやく一つ入ってくれた」と語った「退屈なゴルフは好きじゃないけれど、きょうはそうする必要があったし、そうやってラウンドを締めくくることができた」

 2015年のマスターズ(The Masters Tournament 2015)覇者スピースは、今回がツアー今季初勝利となり、優勝は2016年11月の全豪オープン(Emirates Australian Open Golf 2016)以来となった。

 23歳での米国ツアー9勝は、メジャー通算14勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods)にはわずかに1か月及ばないものの、史上2番目の速さで、今大会の優勝という点でも、1981年のジョン・クック(John Cook)に次ぐ2番目の若さとなった。

 首位で最終日を迎えた後の成績という観点でみると、スピースは最初4大会連続で優勝を逃したものの、その後は7大会中6大会で逃げ切りを果たしている。しかし、逃げ切りに失敗した1回はバックナインでまさかの失速を見せた昨年のマスターズ(The Masters Tournament 2016)だった。

 全米オープン選手権(2016 US Open Championship)覇者のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が5打差の3位に、同じく米国のブラント・スネデカー(Brandt Snedeker)が6打差の4位に入った。

 世界ランク1位のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)は、ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)とともに7打差の5位タイで続いた。(c)AFP