【2月12日 AFP】ラグビー元オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表)のシオネ・ラウアキ(Sione Lauaki)氏が35歳の若さで死去した。ニュージーランドラグビー協会(NZRU)が12日、発表した。死因は明らかにされなかったが、腎不全だったとみられている。

 NZRUはツイッター(Twitter)で「みんなの思いはシオネ・ラウアキの家族とともにある。シオネは、2005年から2008年にわたってテストマッチ17試合に出場した。あまりにも早すぎる。RIP(安らかに眠れ)、ワックス(ラウアキ氏の愛称)」と投稿した。

 2004年にワイカト・チーフス(Waikato Chiefs)でスーパーラグビー(Super Rugby)デビューを果たしたラウアキ氏は、翌年行われたフィジーとのテストマッチでオールブラックスとして初出場。2007年のラグビーW杯(2007 Rugby World Cup)でもメンバー入りしている。

 オールブラックスの元主将であるタナ・ウマガ(Tana Umaga)氏は、「ブラザーがまた一人逝ってしまった。たくさんの愛と哀悼の意を彼の家族に」とツイートし、かつてのチームメートに祈りをささげた。

 ソニー・ビル・ウィリアムズ(Sonny Bill Williams)は、「なんてことだ。きょうは悲しい日だ。ドックス(ラウアキ氏が関わったファッションブランド名の一部)、安らかに眠れ」とツイッター上でつづった。

 オールブラックスに選出される以前、ラウアキ氏はパシフィック・アイランダーズ(Pacific Islands)でオーストラリアやニュージーランド、南アフリカと対戦。キャリア後半はフランスでプレーしたが、健康上の問題に悩まされた。(c)AFP