【2月12日 AFP】トルコの高等選挙委員会は11日、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の権限を大幅に拡大する憲法改正の是非を問う国民投票を4月16日に実施することを正式に確認した。改正項目は18項目あり、現代トルコで初めて大統領に行政権を持たせる内容。

 政府は実効性のあるリーダーシップを実現するためには広範囲にわたる改正が必要だと説明しているが、首相と大統領を歴任し、権力掌握から約14年になるエルドアン氏は次第に独裁色を強めていると批判している改憲反対はトルコを独裁体制に逆戻りさせかねないと不安を表明している。関係者によると、投票は白と茶の2色の投票用紙で行う。白は「賛成」、茶は「反対」とする。(c)AFP