【2月12日 AFP】女子テニス、国別対抗戦のフェドカップ(2017 Fed Cup)は11日、ワールドグループ1回戦の試合が行われ、スイスのティメア・バシンスキー(Timea Bacsinszky)は試合中にハチに刺されるアクシデントに見舞われながらも、フランスのアリーゼ・コルネ(Alize Cornet)を破り、1勝1敗で初日を終えたチームに貢献した。

 第1セット3-3の時点で左肘を刺されたバシンスキーは、コートサイドで即座に患部を冷却する応急処置を施し、一時コートを後にした。しかし、スイスのナンバーワンはコートに戻るや否や、コルネのサーブのブレークに成功し、最終的には7-5、6-4のスコアで勝利をつかんだ。

 世界ランキング16位のバシンスキーは試合後、「誰が2月のスイスでハチに刺されることを想像していたでしょうか」とすると、「すごく痛いけど、12日の試合ではスーパーパワーを与えてくれると思う」と語った。

「前に刺されたのはかなり前で、その時は病院に行くことになった。だからきょうは少しパニックになった」

 一方、敵地ジュネーブ(Geneva)に乗り込んだ前回大会準優勝国のフランスは、第2試合で世界31位のクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic)が6-3、6-4でベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)を下し、対戦成績をタイに戻している。両国の勝者は準決勝で、同日を1勝1敗で終えたオランダとベラルーシのいずれかと激突する。

 12日には、初日と対戦相手を逆にしたシングルス2試合とダブルス1試合が行われる。(c)AFP