【2月11日 AFP】(更新、写真追加)フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島のスリガオ(Surigao)で10日夜、マグニチュード(M)6.5の強い地震があり、一夜明けこれまでに少なくとも4人が死亡した。現地ではまた、数千人の人々が家屋などから避難した。

 米地質調査所(USGS)によると、地震が発生したのは現地時間の10日午後10時(日本時間同11時)で震源の深さは27キロ。

 現地のソル・ムトゥガス(Sol Matugas)州知事は地元DZMMラジオに11日、この地震で少なくとも4人が死亡したと述べた。また地元当局によると、地震による落下物などで負傷した人々が少なくとも75人に上り、このうち14人は重体だという。

 首都マニラ(Manila)の南東約700キロのスリガオでは地震で停電が発生した。同市では崩壊した建物の中に閉じ込められた人々がいるとみられている。

 米ハワイ(Hawaii)の太平洋津波警報センター(PTWC)は、この地震による津波の恐れはないと発表した。(c)AFP