【2月8日 AFP】コロンビア政府は7日、同国で現在活動している最後の反政府勢力である左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」との和平交渉を、エクアドルの首都キト(Quito)郊外で開始した。53年にわたって続き26万人以上の死者を出した内戦の終結を目指す。

 首都キト郊外のイエズス会の施設で和平交渉の開始を宣言したエクアドル側の代表者は、コロンビア政府とELNがコロンビアでの「完全な和平」実現に向けて取り組むと述べた。

 コロンビアのフアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)政権は昨年11月、同国最大の左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」との歴史的な和平協定に署名した。ELNとの交渉は同国の和平に向けた新たな一里塚となるが、専門家らはFARCとの交渉より厳しいものになると警告している。(c)AFP/Florence PANOUSSIAN