【2月8日 AFP】インターネット上の嫌がらせを抑制しようと、米ツイッター(Twitter)は7日、悪意のあるツイートなどを繰り返す「迷惑アカウント」を締め出す新たな対策を発表した。いったん使用禁止となったユーザーによる新たなアカウントの開設を禁止するほか、該当ツイートが検索結果に表示されないようにする。

 エンジニアリング部門のエド・ホー(Ed Ho)バイスプレジデントは声明で「(ツイッターの使用を)恒久的に停止された人を特定し、彼らが新たなアカウントを開設できないようにする」と明らかにした。

 このほか、ツイッター上での「セーフサーチ(安全な検索)」も導入する。不快と受け止められかねない内容のツイートや、ブロックまたはミュート(フォローを解除せずに非表示とする機能)しているアカウントのツイートが検索結果に表示されないようにする。

 ホー氏は、ツイッターの技術陣が「迷惑行為に該当する恐れのあるリプライや質の低いリプライ」を特定し、「最も関連性の高い会話」が進むように取り組んでいるとも説明。ただこうしたツイートでも、ユーザーがそれをあえて探す場合は引き続きアクセスできるようにする考えを示した。

 ホー氏によれば、変更は「今後数週間に」行われる見通し。

 ツイッターはサービスの開始直後から嫌がらせ問題に直面してきたが、メールアドレスさえあれば匿名でアカウントを開設できる仕組みのため対応に苦慮している。(c)AFP